不動産売買時に最低限押さえたいポイント! ~重要事項説明書①~
不動産の契約の時に必ず行う重要事項説明書の説明。
宅地建物取引士の資格がないと、重要事項説明書の説明ができないという国家資格を要するお仕事です。
「重要事項説明書」は、普段聞きなれない用語などもあり、一般の方からすれば難しい書類ですよね。
不動産の売買ともなると高額になることがほとんどですので、後々後悔しないためにも、最低限知っておきたい「重要事項説明書」のポイントを紹介していきたいと思います。
■不動産売買における「重要事項説明書」の意味は?
重要事項説明書は、不動産売買に限らず、賃貸でもそうですし、火災保険だったり証券取引だったり様々な局面に登場します。名前の通り、その取引における重要なことを記載しているものです。
その意味としては、その取引のルールを決めておくことと言えます。
売買の対象の不動産の、大きさや価格、立地、電気、ガス、上下水道の状態、各種法律の内容、解約する場合、ローンが不調の場合、ルール違反をした場合の罰則などです。その一つ一つが細かく丁寧に記載されているものが重要事項説明書です。ただし法律に基づいて記載されているので言い回しも難しいですし、法律用語が入ってくるとそれだけで頭真っ白!という方も多いと思います。重要事項説明書の意味は、その名の通り「重要な事柄を記載している書」ということですが、本音のニュアンスは少し違います。本当の意味は、「後から知ると問題になりそうなところをちゃんと説明しましたよ。」「問題になりそうだけど承知で買いましたよね。」という証拠となる書類なのです。
■「重要事項説明書」で最低限見るべきポイントは備考欄!
「重要事項説明書」の中で最後に備考欄があります。
丁寧に細かく説明すると、1時間から2時間それ以上かかる不動産売買における重要事項説明ですが、ポイントは、一番最後にある備考欄なのです。
長い説明があり疲れてきたところに、おまけの様に記載されていますので注意しないとあっという間に説明が終わってしまいそうなのですが、備考欄にこそ、売買対象物件特有の重要事項が説明されてて、実はとても大事な部分です。(他のところは雛形に基づいて、それぞれの状況がかかれています。)
トラブルの要因となりやすく本当に重要なのは、むしろ「法で規定されていない項目」だといえます。それが記載されているのが「特記事項」の欄なのです。
■まとめ
以上、不動産売買における重要事項説明書の特に重要なポイントについて紹介しました。
気になるポイントは重要事項説明書に書き込み、必ず質問するようにしましょう。
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