不動産取引とは
不動産取引の勘所について。
昔から不動産は人生で最も高価な買い物だと言われています。
■不動産取引は信頼が不可欠であること
不動産取引というものが、契約まで言葉による口約束で進む以上、もっとも大事なことは“信頼”です。 試しに住んでみる、利用してみる、ということができない商品です。 唯一、『見る』だけはできますが、これでは本当のところは不動産がどんな状態にあるのか判断できません。 だからこそ、信頼できる不動産業者(担当者)に出会うまでは取引をするタイミングではないと言えます。
どんな人が信頼できると思えるのか、このコラムを読んでいる今、具体的に考えてみて下さい。
例えば、土地を売るのがゴールではなく、建物が建ち、自分たちが暮らし、その20年30年先まで考えてくれている人であるか。
■もう一つの大切なこと
例えば、大切に乗り続けた愛車を手放すことになった時、どんな気持ちが芽生えるでしょうか?
それと同じように、売主にもきっとその土地に住んできた不動産は価格が高いものと思っています。 売主と買主がその売買において重視する点には、当然ズレがあることの方が多いということです。
売主も、買主も「幸せになって欲しい」と想い願う不動産業者の立場として、Win-Winの先を行く「土地の価値」を考えることが大切だと思います。
「売り手よし」、「買い手よし」、「世間よし」という昔の人が大切にしていた3つの合さった「三方よし」の精神。
自己の利益だけではなく、たくさんの人が喜ぶ取引によって幸せのスパイラルを創っていくことが大切なのではないでしょうか?
そこに不動産取引の本質や不動産業者の存在理由があると思うのです。